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2013年11月13日水曜日

多良の聞き書き講座、第1回

昨日は多良の聞き書き講座の第1回めでした。
地元からは10名の方々にご参加いただきました。

10時に農村環境改善センターの和室に集合して、それぞれ車に分乗して、宮(伊藤みゆきさん)・岩須(三輪秀雄さん)・西山(川添幸雄さん)のお宅にうかがい、話し手さんの案内で地域を回りました。

私は伊藤さんの案内で宮(大神神社付近~高木家屋敷付近)を回りました。

ほかのところも写真が集まり次第、また掲載したいと思いますが、とりあえず、宮を・・

農村環境改善センターで最初に説明を聞きます。

森林文化アカデミーの学生さんとともにチームをつくります。これは西山チーム。

指導にあたっていただくアカデミーの原島先生。

 
ちょっと写真がよくないですが・・
みゆきさんのおじいさんは腕のいい鍛冶屋さんでした。
これはみんなおじいさんが打たれたもの。
今でもみゆきさんは使っているものもあるそうです。
おばあさんは出産直前まで重い金槌?を振り上げて、仕事を手伝われていたそうです。

ふいごで仕事をするおじいさん(おしゅうとさん)の写真を見せながら説明してくださるみゆきさん。
 

そのあと、旧多良小学校の跡地(今は彰忠碑が立っている)や東髙木家の蔵、千本松原の松と同じではないかと言われている松の木、伊勢街道などを見ながら髙木家屋敷あとへ。
ここは郷土資料館の裏手に広がる高木家の墓地。
一人一人にお墓があり、女性のお墓が多かったように思います。
亡くなった年号を見ると、天保とか江戸時代の年号がいっぱいでした。
なぜか、炭焼きの窯の跡も・・
 
高木家の奥様(91歳)に、ご先祖の写真を見せていただきました。
いわゆる銀板に直接焼き付けてあるダゲレオタイプと呼ばれるもので、日本で一番最初のものではないかと言われているそうです。
カメラの前で30分じっとしていなくちゃいけなかったそうですよ。^^;
 
このあと、伊藤さんにお礼をいって受講生はセンターに戻り、
午後からはアカデミーの学生さんによる多良の良いとこマップづくりが行われました。
 
地元の方も残れる方は残っていただき、学生さんの発表のあとで感想を聞かせていただきました。
 
「岩須にいったのは20年ぶりくらい。自分たちがあたりまえと思っていることも外の人の目から見るとそうでないこともあり、新しい発見ができた」
 
今回の聞き書き講座、決して懐古趣味で行っているのではありません。
まずは地元を知る。
地元を知るとは何か。
ただその場所を知るというだけでなく、その土地に住んでいる人々を知り
その暮らしを知る。
その中から見えてくる地域の光が必ずあるはず。
 
来月は 12月10日(火)
聞き書き講座を提唱しておられる中津川市のNPO法人「聞き書き文化研究所」の
清藤奈津子先生に
聞き書きの意味やその効果などについて実例を交えながらお話していただきます。
 
時間:9;30~11;30
場所:農村環境改善センター 和室
 
どなたでも受講いただけます。
 
お申し込みは地域教育事務所に御願いいたします。

 

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