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2013年10月26日土曜日

ウインドパーク南伊吹風力発電事業の概要

こんばんは。
台風一過、すばらしい秋晴れのお天気でしたね。

今日は終日、大垣と岐阜で仕事でした。
帰ってきてからもいろいろ整理しなければならないことがあり、風力発電の話を聞きに行くことはできませんでしたが、連れ合いが行ってきたので、その一部をお伝えします。

まず、どんなものがどこに建設される予定なのか。

今回計画されている場所は、関ヶ原町今須地区と上石津の境界のあたり。
現段階では、直径80~100m程度、高さ130mぐらいの風車が16基計画されています。(変更の可能性あり)
ちなみに、巨大風車が30基建っているので有名な青山高原ウインドファームはこのぐらいの規模です。色の変わっている所をクリックしてみてくださいね。

もし計画通り実施されれば、遠目からでもはっきりと西の山の上に建っているのが見えると思います。

企業はシーテックです。

前回にくらべ、今日は人員を増やしたとかで、地域対応部というところから6人増で来られたそうです。先日風車の脱落事故のあった「ウインドパーク笠取発電所」の件についても説明があったとのことでした。(資料を読みましたが、専門用語が多すぎて理解に苦しみます)

シーテック側では、風力発電建設による地元メリットとして、以下の点をあげています。

・地域活性化
林道整備による林業の活性化
建設工事。保守管理に協力してくれる地元会社(土木・電気・部品加工・除草・除雪作業等)に対する利益
商工関係者
観光誘致(美里・笠取風力発電 案内実績 800人/年間)
・社会貢献
再生エネルギーの推進
エネルギーの多様化
CO2排出削減
エネルギーの国内自給
環境教育(小学校児童に教育の場を提供)
・地域経済効果
固定資産税

今後はほかの地区(下多良・奥・谷畑・祢宜上)でも説明会を実施するそうです。

風力発電は確かに再生エネルギーとしての可能性を秘めてはいると思いますが、とにかく、風が吹かないと稼働しません。
また、低周波による地域住民への健康被害と思われる状況が各地で出ており、それに対する説明も今回なされたそうですが、先日、三重県で風力発電に反対されている武田恵世(けいせい)さんはこのようにのべておられます←クリックしてくださいね。

これまでに述べてきたように、今、地域のまちおこしは重大な局面を迎えています。

この風力発電事業は、シーテックがいうように地域住民全体にとって本当にメリットになり得るのでしょうか?

あくまで私個人の考えですが、このまま人口の流出が続けば、ふるさとがいつかなくなるかもしれないという危惧を抱いたことが、地元に目を向けるきっかけになりました。もし、風力発電が建設され、なんらかのかたちで低周波による健康被害が出て人が住めなくなることがあるとすれば、それはまちおこしにとっては実に困った問題になります。

上石津の一住民として、今後も動きを注視していきたいと思います。






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